Yosuke Fujita × AKITO SENGOKU LIVE at "しゃらく祭" KANAYA BASE, Futtsu-City, Chiba Date : 2012.10.20 Photo : Takuya Yamada |
オリオン座流星群がみれた夜、珍しく屋外でパフォーマンス。しかも、スクリーンのすぐ向こうはもう海という絶妙なロケーションでの音楽家 藤田陽介との共演でした!
が、同時に10年来の友人 山田隆俊としゃらく祭スタッフの皆さんがTIME PAINTINGのためだけ(!)に作ってくれたスクリーンに投影、そして僕の後ろには同じく手作りのかっこよくてカワイイ、ステージ小屋。気合いと愛に満ち溢れた素晴らしいコラボレーション。いろいろと思うことがありすぎて…うまくコトバになりませんが、本当にマボロシのような1日でした。(…思うことはうまく文章にできなかったので、気になる人は直接聞いてください。長くなります。)
思ったこと。藤田くんの音は、風の音にも負けないということ。そう。海岸なので風の影響をモロに受けるのです。太平洋を超えて、東京湾を超えて、金谷に直接やって来た!そんな勢いのある「最新の風」が容赦なく吹き荒れ、ゴウゴウ鳴っていました。(スクリーンにすき間があるのも風対策。)
風だけじゃなくて波の音。スクリーンの布がバタバタとハタメク音。遠くから聴こえる街の音。鋸山の音。船の音。何処から来たのかよくワカラナイ音。そんな音たちと一緒になって、混ざりあって溶けあって、キチンと藤田くんの音として届いてくるのです。自然の音と反発するのではなく、あたかも最初からそこで鳴っていたかのように。「さすが、鳥の弟子!」と思いましたね。
僕はといえば、打ち合わせの段階から藤田くんの楽器が受ける風の心配ばかりしていて、自分のことは全く気にしてなかったのです。が、パフォーマンスの途中になってようやく気がつきました…。
「TIME PAINTINGもメッチャクチャ風の影響受けるわ…」
LIVEの後半、何故か急に風が強くなって、霧吹きで吹いた水やインクはもちろん、プレートの中の液体も風に煽られる煽られる…。何も手を加えなくても勝手に動くほどに。普段のパフォーマンスでは味わえない貴重な体験となりました。風に揉まれながら思ったこと…。
「ビートルズの屋上LIVEも風が強そうだったし、大変だったのかなぁ…」
以上。寒かったので、フワフワのファーがついた服を着てたので余計に親近感。そんな寒い中、ずっと観てくれていたお客さんに感謝です。ありがとう。
初めて訪れた金谷という街と海と山。とても面白かった。時間がゆっくり流れているような、お話のなかにいるような感覚です。翌朝登った鋸山(のこぎりやま)という名前が余計にそんな気持ちにさせるのかもしれません。「また行きたい場所」がまたひとつ増えました。
たくさんの友人に囲まれて、海と音と星と光と風のセッション。
同じ時間を共有できたことが本当に嬉しい、いい夜でした。
しゃらく祭スタッフのみんな、本当にありがとう。
仙石彬人 AKITO SENGOKU
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フォトアルバム:"しゃらく祭" KANAYA BASE, Futtsu-City, Chiba
October 20, 2012
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TIME PAINTING by AKITOSENGOKU
Collaborate with Yosuke Fujita
at "しゃらく祭" October 20, 2012
KANAYA BASE, Futtsu-City, Chiba
http://sharakusai.jp/
http://kanayabase.com/
Yosuke Fujita [11's Moon Organ]
http://fujita-yosuke.moo.jp/
AKITO SENGOKU [TIME PAINTING, Visual]
http://akitosengoku.blogspot.com/
Date : 2012.10.20 Photo : Takuya Yamada, AKITO SENGOKU