2014/07/11

"SENGOKU night. Vol.05 - TIME PAINTING 10th Anniversary SPECIAL!!" at UrBANGUILD, Kyoto 終了

梅津和時, ryotaro & 仙石彬人 LIVE at "SENGOKU night. Vol.05 - TIME PAINTING 10th Anniversary SPECIAL!!" UrBANGUILD, KyotoDate : 2014.07.04 Photo : Shimpei Murayama
先週金曜日の夜、"SENGOKU night. Vol.05"にお越しいただいた皆さま、出演者の皆さま、本当にありがとうございました!

2004年に大学の卒業制作としてはじめたTIME PAINTINGも、今年で10年目。はじめた時にはまだ、パフォーマンスだという意識も、LIVEであるという重要性も、即興の難しさとその楽しさも、 何にもわかってなかった気がします。ただただ「音楽みたいに空間的なドカーっとしたことがやりたいなぁ」という純粋に漠然とした気持ちがあるだけでした。

そこからパフォーマンスを通して、たくさんの人に出逢い、様々な場所を照らし、そこにある時間をできるだけブッ飛んだものにしてやろうという思いで試行錯誤をしていたら、いつの間にかまだ続いてしまっています。

そして、やっている内容も、やりたいことも、この10年間でどんどん変わっていきました。同じなのは、名前とOHPを使ってひとりでやるということくらい。このやり方が自分に合っていたのでしょう、まだまだ終わりがみえません。

その1番はじまりの頃から分かっていてくれているたゆたうの2人。イガキアキコとにしもとひろこが(たゆたうの3rdアルバムリリースツアー中で忙しいにも関わらず)それぞれソロでステージに立ってくれたことも、本当に嬉しく思った夜です。アリガトウ!

もちろん、SPECIALなゲストとして、初めてUrBANGUILDのステージで演奏してくださった梅津和時さんと、「梅津さんを呼ぼう!」と嗾けてくださったryotaroさんにも感謝!ひっさしぶりに緊張しました。梅津さんがリハに来られて、サックスを取り出して調子を確かめるように音をひとつ出し たその生音。鈍器のようなもので頭を殴られたような衝撃。あれは生涯忘れることはないと思う。共演中も、他の出演者の出番中も、しっかりLIVEを観てくださり、イベントが終わった後もみんなで音楽のハナシや、今の日本のハナシをじっくりできたことが嬉しかった。やっぱり、あのタイミングで梅津さんが来たことは京都にとって大事なことだったんだと思います。

他の出演者の皆さんもめちゃくちゃよかったなぁ。中川裕貴、バンドとの共演では中川くんから台本が届き、細かなことまで事前にやり取りをしていたので、構成員になったような気分でした。いままで絶対やらなかったようなことも試して、新鮮。

にしもとひろこソロ。ひろのお話の世界。実は、前からひろに朗読をしてもらって、その背景をつくってみたいなぁと思っていたんだけど、最近まさにそんなことをはじめたにしもとさんと今回初めて共演させて頂きました。ひろが当日持ってきたストーリーと僕がやろうと思っていたことがバッチリ。怖いくらいに。でももっと行けるはず、またやります!

最後は初共演のベリーダンサー minoriさんとイガキが一周するまでという、ありそうでなかった組み合わせ。種明かしをすると、今回のLIVEではジプシー音楽とダンスを巡る映 画"Latcho Drom"をみんなそれぞれ観てくるというお題を僕から出していました。それが果してそれぞれのパフォーマンスにどのくらい影響したのかは分かりませんが、思っていた瞬間に限りなく近いシーンがいくつもありました。minoriさんカッコよかったなぁ、ウツクシイフィナーレをありがとうございました。

本当に贅沢な夜でした。大勢の方に観てもらえて本当に嬉しかったです。本当に有難うございました。まだまだ先は長い、これからも多くのことを学びながら、 みんなで過ごす時間をたくさんつくっていきたいと思います。TIME PAINTINGは誰かひとりのものになる絵ではなく、みんなで共有するものなんだなぁという思いがよりいっそう強くなりました。

OHPを引き摺りながらいろんな街に行きます。いままでもありがとう、これからも引き続き宜しくお願いします!

仙石彬人 AKITO SENGOKU


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梅津和時, ryotaro & 仙石彬人
LIVE at "SENGOKU night. Vol.05 - TIME PAINTING 10th Anniversary SPECIAL!!" UrBANGUILD, Kyoto http://www.urbanguild.net/


Photo : https://www.facebook.com/akito1059/media_set?set=a.674400892640546.1073741853.100002119248991&type=1

Music :
梅津和時 Kazutoki Umezu [Sax]
http://www.k3.dion.ne.jp/~u-shi/

ryotaro [Acc, Synth]
http://www.ryotaro.info/

Visual :
仙石彬人 AKITO SENGOKU [TIME PAINTING]
https://vimeo.com/akitosengoku

Date : 2014.07.04 Photo : Shimpei Murayama