2013/04/24

展覧会『re:framing − 表情の空間』: Performance “re:framing” vol.2「双子の未亡人 × 仙石彬人」at 京都芸術センター 講堂 終了


Performance “re:framing” vol.2 : 双子の未亡人 × 仙石彬人
LIVE at 京都芸術センター 講堂 /
京都芸術センター春まつり公式プログラム《展覧会》『re:framing − 表情の空間』
Date : 2013.04.20 Photo : 大島拓也

時間が経ってしまいましたが、先週の土曜日。双子の未亡人をゲストに迎えた"Performance re:framing vol.2" at 京都芸術センター 講堂。盛況のうちに終了しました。ご来場頂いた皆さま、有り難うございました。

双子の未亡人とコラボレートする案が出た時に、実は「難しそうだなぁ」と思っていたのですが、結果的に僕にとっては、これまでやってみたかったけど出来な かったことや、はじめからやろうとも思ってなかったこと、様々な新しい試みをたくさん盛り込んだ、凄く面白いパフォーマンスとなりました。ただそれぞれを 並べただけのコラボレートではなく、お互いのやりたいことを無理のないカタチでやれていたのではないかと思います。朧げながらも全体がみえてきた時に感じ たのは、いつものLIVEというよりもSHOWのようなものになるんだろうなという感覚。出来あがったのはやはり、壮大なお話だったのでした。

写真は、窓から入ってくる双子の未亡人に光を与えていく冒頭のシーン。ゆっくり動いては止まる2人を目で追いながら、黒いフィルムをペンで削っていく。空 間的な身体の軌跡がフィルムの上で平面となり、そのラインがまた空間に光放たれることで2人の身体が暗闇から浮かびあがり、その身体がまた動き…。視覚に よるコミュニケーション。ダンサーとTIME PAINTINGの絡み。まだまだできることはあるんだなぁと気づいた場面。

そして音を担当してくれたのは、双子に招集されてやって来たgenseiichi氏。お互いに前から知っていましたが、パフォーマンスの場で全く違うルー トでまた出会えたのが嬉しかった。3組で合わせたのは本番当日、ゲネの時の1回だけでしたが、本番もすごく気持ちよい音。刺激を受けました。たぶん音と光 の違いはあれど「アナログ感」の部分で共有する感覚が似ているんだと思う。また一緒にやりたいなぁ。

双子の未亡人の佐伯さんと荻野さん。そして玄くん、ありがとうございました!またこの3組でもあの話の続きを作りたいなと思っています。

次の"Performance re:framing"は、今週末の2連発!27日(土)は、自作楽器 11's Moon Organのほか新作の楽器(!)を披露してくれる(かもしれない)藤田陽介氏と共演、28日はそこにたゆたうのイガキアキコ氏を加えた3人でセンター内 某所にて音と光を使った場所探しのようなパフォーマンス(テーマは遊牧民?)を行ないます。今週も濃い週末となりそうです。ご予約は京都芸術センターHP より受付中!ぜひ遊びにいらしてください。