2011/07/21

07.08 "fake JuNkroom vol.1" at UrBANGUILD, Kyoto Movie




"Story Of O" -An Improvised Collaboration-
Dance, Music and TIME PAINTING from AKITO SENGOKU on Vimeo.

at "fake JuNkroom vol.1" UrBANGUILD, Kyoto
July 08, 2011

Featuring
Caitlin Coker - Butoh Dance
Christopher Fryman - Music
Akito Sengoku - TIME PAINTING

Improvised Collaboration of Dancer, Musician, and Organic Paint Artist.

Video Cameras :
Kyle Weeks - Canon 5D
Alec Roberts - Casio / Canon S95 on fixed tripod

Edit : Christopher Fryman
* * *

07月08日 "fake JuNkroom vol.1" 出演時のパフォーマンスの映像を、Christopherが編集してくれた。Christopherは映像のカメラマンをしていた(している?)ので、そのせいかどうかは分からないけれど、劇的な作品に仕上がっていると思う。とても気に入っている。ありがとう、Christopher。

タイトルは、"Story of O"。日本語だと「O嬢の物語」。これはダンサーのCaitlinから出てきた今回のパフォーマンスのモチーフだった。


改めて、映像としてみて見ると、音楽とダンスと僕のヴィジュアルがぴったり合っているシーンが何カ所かあって、驚いた。ごく簡単な流れだけ確認しただけで、ほとんどは即興なのに。ダンサーのCaitlinも驚いていた。彼女からは僕のヴィジュアルはうまく見えなかったはずだし、衣装(布?)や仮面もかぶっていたから余計に、Caitlinは彼女自身の感覚で踊っていたんだろう。でも、彼女曰く、「絵の世界がその瞬間の彼女の内部世界と同じだった。ぴったり!」。

前にも書いたけれど、パフォーマンス中のことはあまり覚えてなかったりするので、映像をみると客観的に感じるし、自分の視点でないのもあって、すごく新鮮だった。映像にするのも面白いんだな。でも何故か不思議な感覚。


パフォーマンス後、長年にわたって作品を見続けてくれている友人に言われた言葉。「3人がお互いを必要としているのが分かった」。

もともと、僕は「コラボレーション」が苦手だった。苦手というよりも納得(もしくは理解・消化)できていなかったのかもしれない。疑問に思うからこそ続けているという気もする。シツコイくらいにね。続けている。

だからこそ、彼のその言葉はとても嬉しかった。
ただ並べただけのコラボレーションではなくて、お互いがお互いに影響を与えながら進行する過程。演者だけではなくて、そこには空間も鑑賞者も含まれる。パフォーマー自身はそれを自覚しているのはあたりまえだけれど、観ている側にも伝わるのが理想。でもその理想も、本当はあたりまえのことなのかもしれない。


カタチを少しずつ変えながら、もう7年くらいTIME PAINTINGを続けているのだけれど、最近になってようやく「表現」ができるようになってきた。誤解されるかもしれないけれど、自分が使う「感覚のコトバ」 のなかでは、そんな感じ。